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 第 9 回 日展 「授賞作品」

日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書 
「会員賞作品」
公益社団法人 日展



第 9 回 日展
日展会員賞
( 5 名)


・第9回 日展 '2022 「会員賞の授賞作品」です。 画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

日展会員賞 日本画 《 愁 》
大西 守博 会員・審査員


 画面中央に男性をゆったりしたポーズで淡い色調で全体をまとめ、
青年の内面を静かな表情で語りかける姿が印象的で完成度の高い作品です。

大西 守博《愁》


田中 里奈《語らい》

日展会員賞 洋画 《 語らい 》
田中 里奈 会員


 作品が強く素晴らしい。日展会員賞にふさわしい作品といえる。
 以前から評論家や著名な作家に注目されており、新しい木版画の先駆者として期待している。



   

日展会員賞 彫刻 《 天平の月を想ふ Ⅲ 》
伊庭 靖二 会員


 作品全体からの流れが美しい。頭部から爪先迄の土の糧塊の使途は的確で見事である。
本作品完成迄、多くの古寺に通い試作、習作に励まれたことだろう。
本人が憧れている天平仏像から得た技術が作品の手の表情を強め現代女性のフォルムにうまく合致し、
より精神性の高い作品に達している。

伊庭 靖二《天平の月を想ふ Ⅲ》


内藤 英治《雨滴・ジュレシックツリー》

日展会員賞 工芸美術 [染] 《 雨滴・ジュレシックツリー 》
内藤 英治 会員


 人類の片鱗もみえない太古の地上に、縦横無尽に伸び続ける樹木は、自らの生命を全うするために、
 葉先に雨を溜め込む。その鋼のような力強さが、
藍染による濃淡だけで表現されている。
 ともすれば単調になりがちだが、手練れの型染で、しなやかさ、
鮮やかさを感じさせつつも、存在感溢れる意匠に仕上げている。



日展会員賞 書 《 茶湯古事談 》
倉橋 奇艸
(本名:肇) 会員


  今までに見られなかった新鮮な書き振りで新しい仮名作品の可能性を
示すものである。
全体のまとまり、抑揚も自然で、好ましい出来となっている。

倉橋 奇艸(本名:肇)《茶湯古事談》

・作品受賞理由の批評は日展評です。
(陳列総点数 2,980点)


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