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 第 44 回 日展

日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書 
「授賞作品」
日展



日展会員賞


日展会員賞 日本画 《或る日》
袴田 規知代(本名:美智子) 会員、審査員・64歳(静岡県出身)


 構築された作品であり色彩もおさえられ、落ちつきと素直さとやさしさも感じられる作品である。

袴田規知代《或る日》


歳嶋洋一朗《運河の朝「ヴェニス」》

日展会員賞 洋画 《運河の朝(ヴェニス)》
歳嶋 洋一朗 会員・60歳(熊本県出身)


 文化庁の留学生としてフランスに留学。以後ヴェニスに数年住み制作を続け独自の表現で、現場で描き続けてきた。
 今回の作品は、朝の光に包まれたヴェニスの街を大づかみの筆で表現された佳作である。



日展会員賞 彫刻 《耳をすまして―枇杷の実がうれるころ―》
上田 久利 会員・60歳(徳島県出身)


 
氏は一貫して裸婦を制作してきている。その彫刻観を座像によって表現しようとして、明確に自分の形態を特徴化している。又、石膏それ自体を、表現のための素材として生かし切っているのは、永年研究の成果である。デフォルメされたボリューム感たっぷりの温かみの有る優作である。

上田久利《耳をすまして―枇杷の実がうれるころ―》


永澤永信《驟雨沛然》

日展会員賞 工芸美術(磁) 《驟雨沛然》
永澤 永信(本名:f) 会員・74歳(兵庫県出身)


 今夏の暑い暑い日の続く中、雨の待たれるときの俄雨。その過ぎ去った後の爽快な気持ちをイメージして自身の持つ白磁世界を造形している。



日展会員賞 書 《鄭羲下碑語》
中村 伸夫 会員・57歳(福井県出身)


 
書体は金文(殷周青銅器の銘文の文字)。一点一画にみる線の存在感が素晴らしい。線に潤いがあり、深みがあり、しっかりと根を張った木のような落ち着きと安定感がある。生命の躍動と鼓動が伝わってくる。

中村伸夫《鄭羲下碑語》

・作品論評は日展評。

他、特選・日本画10名・洋画10名・彫刻10名・工芸美術10名・書10名(陳列点数3,143)


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