横浜トリエンナーレ 2008 |
「横浜トリエンナーレ2008」 |
「タイムクレヴァス(ときの裂け目)」 |
会期:2008年9/13(土)〜11/30(日) 展覧会は終了しました。 午前10時-午後6時(入場は午後5時まで、三溪園のみ午後4時半まで) |
2008 9/13・14のReport no.2 |
《リメンバリング/モディファイング/ディベロッピング》 2008年 (思い出す/変更する/展開する) 笹本 晃/Sasamoto Aki 1980年横浜生まれ。ニューヨーク在住。 ニューヨークを拠点に活動を展開する日本人アーティスト。10代で渡米し、いくつかの大学で美術、ダンス、彫刻等学ぶ。日常的な行為や手順をテーマにしたパフォーマンス、彫刻、インスタレーションを発表。 |
《レゾナンス》 2008年 小杉 武久/Kosugi Takehisa 1938年東京生まれ。ニューヨークおよび大阪府在住。 1962年東京藝術大学音楽学部楽理科を卒業。60年代から「Waveas(波動)」に注目した、天井から電波発信機と受信機を吊るし、その間で起きる電波の干渉現象によって音を発生させる。そして扇風機の風で両者の距離を変化させうねるような音を生み出すサウンド・インタレーションを行なう。さらに光の波動や作家自身による声やバイオリン演奏を加え、様々な波動による総合的な表現を実現させている。 |
《ノモフォビア》 2008年 グスタフ・メッツガー/Gustav Metzger 1926年ニュルンベルク生まれ。ロンドン在住。 ポーランド系ユダヤ人の両親をもつ、12歳の時、ユダヤ人の子供を受け入れる運動によって救出され英国に亡命した。1990年代からは、ホロコーストやヴェトナム戦争、アラブーイスラエル紛争など、20世紀に起こった悲惨な事件の象徴的な報道写真を実物大に再制作した《歴史的写真》シリーズを発表。ヴェネチア・ビエンナーレ(2003),キュヴェ・ビエンナーレ(2007)等数多くの国際展に参加。 |
《ものかたち香り感じ》 2004/2006年 (ベルリン・バーション) ジョーン・ジョナス/Joan Jonas 1936年ニューヨーク生まれ。ニューヨーク在住。 美術史と彫刻を学んだ後、1960年代末から70年代にかけて鏡、小道具、ドローイング、ビデオを組合わせたパフォーマンスを屋内外で試み、女性パフォーマーの先駆者となる。グリム童話に基づいた《ネズの木》(1976)以降、様々な文学や神話を源泉とし、劇場的なセットのもと物語的なパフォーマンスやインスタレーション展開、身体、ジェンダー、記憶、アイデンティティについて問いかける。 |
《魂の手術台T・魂の手術台U・魂の手術台V》 2008年 マリナ・アブラモヴィッチ/Marina Abramovic´ 1946年ベオグラード生まれ。ニューヨーク在住。 ザグレブ芸術アカデミー大学院修了。1960年代末よりパフォーマンスを主な表現手段とし、女性パフォーマンスの先駆者となる。97年のヴェネチア・ビエンナーレでは《バルカン・バロック》で金獅子賞を受賞。01年の横浜ビエンナーレではヘッドホンで音を遮断した観客が磁石をつけた靴で鉄板の上を歩く《出口》を出品。 |
《着陸と着水―X11》 2008年 (YOKOHAMA絵画列による) 中西 夏之/Nakanishi Natsuyuki 1935年東京生まれ。伊東在住。 1958年、東京藝術大学油画科を卒業。60年代の前衛運動として知られるハイレッド・センターを高松次郎と赤瀬川原平と結成、前衛的なオブジェやハプニングを発表。舞踏家とコラボレーションを行うなかで、絵画の枠に縛られない独創的な表現活動を展開してきた。絵画に対する思想を深めると同時に、絵画の根源を問い続けている。 |
《デモ・ステーション》 2008年 リクリット・ティラヴァニャ/Rirkrit Tiravanija 1961年ブエノスアイレス生まれ。ニューヨーク在住。 タイの外交官の家庭に生まれ、エチオピア、カナダ、アメリカなど様々な異なる環境で育った。国や世代、現代美術の領域も超え、様々な人々との日常的なコミュニケーションを第一に考え、観客とその場を共有する作品制作やプロジェクトを遂行する。硬直した常識から人々を解放するために、観客が参加するこれらの作品の多くを《無題》と名付ける。 |
参加国:世界25カ国・地域より73名参加 |