第 42 回 日展 |
日展会員賞 |
日展会員賞 日本画 「時の中に」 常に研鑽をかさね、今回の作風は特に変化し魅力ある作品になっている。 鳥の表情は豪爽なる姿になり、色彩、構成力ともにすばらしい優作である。 |
日展会員賞 洋画 「室内の情景」 稲葉 徹應(本名:徹) 会員62歳(岐阜県出身) 作者は自然の情景をモチーフにしながら描写を構成に築き上げ、画面の中でイメージの再構築として表現した作品が近年の特色で、今日的な新しい流れを自身の美感で作り上げた作品です。 |
日展会員賞 彫刻 「 柴田 良貴 会員・審査員58歳(兵庫県出身) 作者は中国山東省の出土仏像、特にその中の一つの像に日本仏像の原形を観たという。 氏は今日まで人間に内在するものを造形的に追求して来たが、今回の旅によって新しい制作の意欲と大きな素因を修得したものであろう。薄褐色をおびた作品は造形の本質に迫り、畏敬の念を感じさせてくれる秀作である。 |
日展会員賞 工芸美術(陶) 「 河野 榮一 会員・審査員66歳(大阪府出身) 土の持つ可塑性をコントロールした形態には安定感があり、装飾的文様の効果とフォルムとの緊密な一体化は不思議な装飾の世界を創出している。 |
日展会員賞 書 「 江口 大象(本名: 本格にせまる書境の高い快作。 宋代あたりに視座を据えて、確かな造型、線の錬度、筆の活躍に加えて、悠揚迫らぬ運筆の呼吸がすばらしい。 |
・作品論評は日展評。 |
他、特選・日本画10名・洋画10名・彫刻10名・工芸美術10名・書10名(陳列点数3,091) |
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