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「アイ・エイ・アイ」:IAI

 第 38 回 日展

日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書
「授賞作品」
公益社団法人 日展



日展会員賞


日展会員賞 日本画 「雪 原」
森脇 正人 会員・審査員・56歳(愛知県出身)


 
オオカミ五匹を画面に配した図だが、実に寒々とした雪の原野の素朴さの中に凛とした緊張感と野生動物のするどい強さを内に秘めた優作である。
日本画「雪 原」森脇 正人


洋画《朝 茶》池山 阿有
日展会員賞 洋画 「朝 茶」
池山 阿有 会員・67歳(新潟県出身)


 
大胆な構成の中に、風土性のあるユニークな人物像を一貫して描いてきた。
色彩の調和と深さに感性の豊かさを感じる。


日展会員賞 彫刻 「花は大地の微笑」
長谷川 昂(本名:昂) 会員・97歳(千葉県出身)


 
木彫のもつ温もりと柔らかさを鉈彫という表現方法で表現し得た力作である。
花弁の上に安らう初々しい童子があたりに光輝を放つ情感豊かな作品として結実した優作である。

彫刻《花は大地の微笑》長谷川 昂
工芸美術《響 奏》加藤 令吉
 日展会員賞 工芸美術(陶) 「響 奏」
 加藤 令吉 会員・53歳(愛知県出身)
 

 
大らかな大地を想わせる形態の美しさを表現した作品であり、光・輝き・音・旋律とを感じさせ
 るように、繊細な刻文・上絵付を施して力強さを感じさせる作品である。


日展会員賞 書 「協 穆」
高木 聖雨(本名:茂行) 会員・審査員・57歳(岡山県出身)

 豪快な力強い感触の線、現代的な新鮮なフォルム、紙面全体に生命感と熱気が横溢する。線に磁力的な効果が働き、広々とした空間に深遠な響が発生した。

書《協 穆》高木 聖雨

・作品論評は日展評。

他、特選・日本画10名・洋画10名・彫刻10名・工芸美術10名・書10名(陳列点数2997)



2007年7/25〜9/3六本木・国立新美術館で日展100年記念展を開催、第1回文展から、第38回日展までの100年間の代表作を一堂に公開。


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