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 改組 新 第 5 回 日展「授賞作品」

日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書 
「授賞作品」
公益社団法人 日展



改組 新 第 5 回 日展「授賞作品」
日展会員賞(5名)


改組 新 第5回 日展 '2018 「会員賞の授賞作品」です。 画像をクリックすると大きな画像で見れます。

日展会員賞 日本画 《静かな時》
松崎 十朗 会員・審査員
・57歳


 きっと日本海であろう。
作者の奥深く住みついた鉛色が底光りの美しさを放っている。
ふと「薄紫の思い出ばかりはせんなくて」朔太郎のうたを思い出す。
風景と云うより色が命を持った光景画である。

松崎 十朗《静かな時》


前原 喜好《集 落》

日展会員賞 洋画 《集 落》
前原 喜好 会員
・77歳


 近年は石造りの集落をテーマに描いていて、
作品は完成度が高くその構成は目を平面上でまわすことを心がけている。
作品からにじみ出る情景は、現場のしみじみとした光景を想わせる佳作である。



日展会員賞 彫刻 《風眩し》
齋藤 尤鶴 会員
・78歳

 未来に向って進もうとする若い女性の存在感と強い意志が感じられる。
立像としての量感と全体のバランスが美しい。
毅然と風に向う表情も初々しい。
肌や衣類ののみの冴えもリズミカルである。
木彫の柔らかな魅力を引き出している優れた作品である。

齋藤 尤鶴《風眩し》


久保 満義《東風 2018・Ⅲ》

日展会員賞 工芸美術(陶) 《東風 2018・Ⅲ》
久保 満義 会員
・63歳


 テーマとして「大地のいろ、命のかたち」を連続して追求表現している作品である。
左右対称の扁平な形は、ゆったりとした大地を思わせ、地肌の表現を含め、面の膨らみは、生きものの温かみが感じられる。
各所に工夫の跡がうかがえ、焼物らしい秀作である。



日展会員賞 書 《康有為句》
井上 清雅
(本名:清徳) 会員・65歳


 大変瑞々しい伸びやかで、重厚な線質を用いて
行草体を彷彿とさせるような流動的な筆致で書かれている。
文字構成は縦長に下方を絞り、実にスマートで趣を感じさせる。
古い篆書体を現代的な魅力ある書風に創り上げている。

井上 清雅《康有為句》

・作品受賞理由の批評は日展評です。
(陳列総点数2,946)



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